May 17, 2007

東大生産研に望むこと。

有限要素法応力解析ツールとして革新プロジェクトの成果であるFrontSTRがある。現在このFrontSTRを組み込んだDE-CENTERは、生研寺坂研究室で改良され(線形・非線形)静弾性応力解析と固有値解析が利用できる。またメッシャーのGmshは、CADデータフォーマットのSTLとかIGESをサポートしているためCADデータからの移行が容易である。一応GmshのメッシュからFrontSTRへのメッシュデータを渡すI/Fも出来ているので容易に解析ツールへのPreの部分データ作成が行える。計算後のPOSTの部分もGmshにあるためDE-Ceterは、All-in-oneのツールとして利用可能である。

企業は、静的な応力解析は、ほぼメーカーならどこでも押さえているが、動的弾性解析(ex.衝撃応答)とか動的な破壊力学の解析はまだ手をつけていないことが多い。

実験により、疲労とかは押さえているが負荷荷重のヒステリシスを何階回ったら破壊が起こるかなど数値的に解明したいところである。

材料の疲労試験は、単純部材の試験が主で実形状の試験はあまり例がない。

動的弾性解析での時系列的応力集中の様子とか応力が開放されていく様子や亀裂の成長とかを数値計算で、特にこのFrontSTR関連のツールで出来たらよいと感じる。実形状での寿命の予測とかメンテナンス間隔の指定とか実機を探傷試験しなくてはならない間隔の指定また通常時ではなく締め付け具合の変化でどのように掛かる応力が変化するかなどの予測に使いたい。

現在機械・機具部品の安全性・健全性が設備全体の運転維持管理を多きく左右することもあり、安全性が叫ばれる中、こういった数値計算がもっと世の中に認められ普及し実用化していくことを望む。

特に東大生産技術研究所はそのツールを多数保有しているため、実用に耐えうるまで育て上げ、世の中に革新的な技術を構築する基となることを期待する。

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