Jul 11, 2007
アメリカと日本の差異(廣瀬直喜先生の言葉から)
日本人は、名人芸が好きである。職人が大好きで、あまりにもその嗜好が強い。人が大事であると考えるのが日本人である。
一方、アメリカ人は、第2次世界大戦以前から、次の事柄から伺える考えである。
日本との戦争で硫黄島を制圧した。そこに飛行場を作る。土地ならしの部隊がやってくる。次に舗装する部隊がやってくる。土地ならしは引き上げる。舗装が終わると弾薬の格納庫が作られ、飛行機が配備される。そのとき舗装部隊とかは引き上げている。
アメリカは、非常に組織的である。大きなプロジェクトの全体像を作り、強力な指揮下で働く。
一人一人のスキルは、限られたものがあり日本人がやる仕事には、及ばないが結果として真似できないほどの巨大システムで働けて、巨大な建造物など作り出す。ここの部品・人的質は低いが、総合的なパフォーマンスが優れている。強力な指揮官の下に自分の権限を行使して、それ以外はしない。
生産研のプロジェクトにも言えることであるが、解析プログラムの能力は非常に高いものがあるが、その廻りの物が出来ていない。注力されていない。
もっと総合的に判断できるプロジェクトマネージャーが何人も必要である。この前の7月6日の㈱アドバンスソフト主催の発表会でそのことに気が付いたことが伺える。大きなスケジュール、部品数が膨大な仕事の全体像とそれに対してタイムリーに人・物・金を投資してゆく指揮官が必要である。そしてその指揮の基に自分の権限を達成する目的で働く。
こういったことに、日本人が気付き始めた。
今まであまりにも名人芸・職人芸を重視しすぎて、スキルの低い人を使えないとしてきたのではなかろうか?!!!
スキルが低いのなら、その人でも出来るように、噛み砕いて、ステップ数を抑えて担当させ、全員が働いて任務を果せれば、大きな仕事が出来る。
NASA、国防省・・・アメリカには巨大な組織がいくつも存在し、全員がスキルが高いとは限らない。これで巨大組織がまわって行く。スキルの低い人にも仕事があるのだ。
日本人にも良いところがある。木の建造物で1000年もつものを作り出す名人芸・職人芸。
一本気で偏屈で人付き合いが下手。仕事はピカイチうまい。しかし膨大な部品数を一人で担当するには限りがある。数万点が限度であろう。
日本も国際規格に参加した今、この点を踏まえ、全体像を見据えたプロジェクト遂行の出来る指揮官を大量に養成する必要がある。この指揮官の基に人付き合いの下手な優れた職人がうまく統合できれば、強力なプロジェクト体制が組めて、最強の国となるであろう。
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