Aug 22, 2007

廣瀬先生からの頂き物

以前東大生研シンポジウムのとき、発表している公演を聴きながら、有限要素法の精度や解法上の問題点を紙に書いて、隣に座っている廣瀬先生にぶつけてみたことがある。

①有限要素法の性質でメッシュを細かく切ってもメッシュ内部を線形補間によって近似するため、相当細かくメッシュを切っても現象をあらわさないと考えられる答えが出るのでは。
②境界条件の問題性、特に後流問題の流出条件について

①についての廣瀬先生との議論
2次元翼の衝撃波計算を例に挙げて、あらかじめ衝撃波がどの位置で発生するかは既知であるため、この発生衝撃波の部分を細かくメッシュ切りしてゆくアダプティブ・ソリューションメッシュ(グリッド)という方法があることを先生から紹介された。言葉は知らなかったがアダプティブソリューションメッシュは、米国海軍将校スクールのAssociateProfessor Francis X. Giraldoからいただいた2次元翼周りの解析特にメッシュを切るツールで知っていたが、廣瀬先生からも理論を書いたキーノートとプログラムリストをいただいた。話は飛ぶが、PhD.Pericのポテンシャルを計算してから流動状態を計算するシステムもソースコードを押さえているので、今後の展開が楽しみである。

②の境界条件についての議論
物体の後流は、50-100D(D:物体代表寸法)取らなくてはならない。特に非圧縮性流体計算の場合、入り口境界に流出境界で計算上発生した反射波が帰ってきて影響を及ぼす。また、流出境界に流出流量を与えるのは条件を与えすぎであって計算から出すことが望ましい。

流体計算の論点は、この辺りにあるようである。この2点をうまくつかめば、少ないコンピュータリソースで現象をうまく捉えた計算が出来そうである。今後色々な議論・海外国内の研究者の意見を参考にして取り組んで行きたい。

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