Oct 31, 2007
革新プロジェクトと当社事業計画
■ 東京大学生産技術研究所革新プロジェクトの成果のPG商用権取得(2007.10.05)
革新プロジェクトの成果のPG商用権を取得いたしました。今年(2007)8月までに取得するPG商用権に関して事業計画書を作成し、(財)生産技術奨励会へ提出したものに認可がおりた。
商用権を取得したPGは、以下の通りである。
■ 構造解析関連■ 流体解析関連
■ 都市の安全性解析関連
■ 連成解析関連
当社は、これらのPGを用いて、5年間で職人が日々の感覚として持っている技「はめ合い、すり合わせ、摩擦」の技の分析解析をする。
経験をつんだ職人が簡単に「こうだ!」と言っている事をこれらのPGを用いて数値的に解明し、10年20年かかってやっと分かるこれらの職人の技を、若い技術者に分かりやすく説明することを目的とし、これらのPGを使用する・普及させることをやります。
職人が、指で撫ぜて分かる感覚とか肌で分かる感覚、こういった技を用いてこそ日本のものづくりが生きてくると考えます。
こういった技術は、職人の中で代々伝承してきましたが、誰も体系的にしかも数理的に捉えたことがありません。
当社は、これらのことを踏まえ、職人の技を数値的に捉え体系的に展開し、広く賛同を得てゆくことを先頭に立って実践することを行い、これが当社の役目であると考えます。
解析技術者とか今の技術者は、こういったことがなおざりがちで、数値的にこうなったからこうだと言う点で頭が悪いと考えます。
もっと本来人間が持っている感覚とか長い経験で得られた熟練の技の方が、はるかに優れていると考えます。
職人の技へ挑戦するということで、工学の本来の原点に立ち戻る必要があり、話しは、精度・有効桁・誤差から始めねばなりません。また単位や次元にも重きをおき、本来それがどういったオーダーで生かされているかなど興味深くて面白いと考えます。
寸法の精度・公差・誤差。物性値のオーダーと精度・誤差。測定法でどこまで信用できるのか。それがどう人間的に理解できるかなど興味深いです。
物理現象だけとっても、寸法とか物性値等は熱の出入りにより変化してきます。どこまでの精度があるものなのか?
100mの長さを1mmまでの精度で正確に測ることは困難で、計れますが信頼が薄いです。しかし、2cmのものを1mmの精度で計ることは容易です。こういったことが本来人間が認識できる原点となっております。職人の技も多分こういった例えに表れる感覚が元となっていることでしょう。
オーダー・精度・有効桁・公差・誤差。これらは、工学の基本中の基本で職人が無意識に押さえている常識なのです。
「こういったものは、こう作ればよい!」と言う職人は、必ずこのことを頭に描いて作業 します。そしてかなりの精度で完成させます。これも個々の物のこういったことを抑えているから出来る技です。
是非とも職人が語らない、固有の技を深く踏み込んで、解析分析に応用したり、説明したり、数値的に解いてゆく、このことが当社が一番関心を持っていることです。
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