Dec 11, 2007

スーパーコンピュータ考

現代のスパコンとは、超並列の高速演算や大容量メモリの大型コンピューターを意味する。日本は、日立製作所、富士通、NECが大学中心にサービスしており、スパコンが製作できる国としての意義がある。

私も埼玉大学大学院の院生時代に東京大学の大型計算機センターを利用しており、その当時日立製のM-200とかM-280、それとNECのS-810,820を利用した。ベクトル演算の考えが出始めた頃で、IAPの会議などにも出席した。今から約25年前のことである。

その頃は、まだTSSが全盛でメモリ4MB、200MFLOPS程度の性能であったが今や数10テラFLOPS、テラバイトメモリが一般的である。次世代はベクトル演算とスカラー演算で10ぺタフロップスの性能を出すコンピュータを神戸ポートピアに建設中であり、設計も詳細設計の段階にある。

大学とか企業の研究所とかにスパコンが多く入っていることから学術的でなにかすごい物で敷居の高いもののように考える人が多い。そう思っても仕方ないのかもしれない。企業の研究職とか技術職が主に使っていると何か荘厳で近づきがたいイメージがある。

しかしこういった考え・イメージは間違えであり、思い違いとか誤解であると考える。スパコンに携わる人が作った勘違いである。

スパコンが荘厳で何か権威のあるものではなく、それを使用する人にそういった意味合いがあって、その人たちがこういった考え・イメージを作り上げた。

スパコンに携わる人は、もっと寛容であれと思う。

徹底的にこの思い違いを排除して、もっと敷居の低いものとスパコンをイメージ付けしたい。

子供でも使えて、思うままの考えをPG化してシミュレーションするツールと位置づけたい。平たく言えば、子供から大人まで使える「考える道具」としたい。

子供が触るのはダメというのではなく、子供でも触れて動作させられるソフトを用意して開放的にしてゆきたい。

シンプルでかつ複雑な思考をしてゆきたい。ここでシンプルかつ複雑といっているのは、シンプルな考えとかデータを大量に組み合わせることで複雑である体系が生じるという意味でこう表現した。

オプテロンベースで並列計算のタスクマシンが、大型計算機で一般であるが、単体ではオプテロンなのでLinuxやWindowsの64Bitマイコンである。これをクラスター化して並列計算できるように仕立てている。単体は個人でも購入可能なほど安くなっているのが現状である。

LinuxのKDEデスクトップで子供にコンピュータの教育をしている地方自治体も出てきていることであり、もっと計算機を誰でも使える「考える道具」としたい。

そのためGUIとかマン・マシンインターフェイスとかを充実させてゆけば、その日も近い。

マン・マシンインターフェイスは、現状マウス・キーボード・タブレット・トラックボールが主流だがもっと異なる形態を考える必要がある。任天堂のWiiのマン・マシンインターフェイスは、面白い例である。究極的にいえば脳波を直接センサーで検知してぬ入力に使うという研究もある。

人間にストレスの少ないマン・マシンインタフェイスがあって、そこから多量のデータを検出できて、それがスパコンの入力データとなれば非常によい。任天堂Wiiの例は、たかがゲーム機でそんなものと考えるのは違うと思う。

最後にスパコンを子供に触らせる国プロジェクトでも立ち上げればよいと思うことを記す。

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