Feb 07, 2008
川橋先生
大学の熱工学・大学院の流体力学特論。研究室で私の教官。(鬼より怖い。)
よく怒られた。
徹底的に怒られた。
しかしその後で必ず教えてくれた。
いつまでも印象に残る。
学生は、教授の約1000分の1よりもっと分かってないので、自分のレベルが正しいと考えてしまうとダメになってしまう。教授は、これぐらい賢いものだということを態度で示してくれた川橋先生(現在埼玉大学工学部長教授)に感謝する。
大学4年の卒論を受けるときから、研究者の態度が身につくかとか1人でやっていけるのかということが問われたのであり、その至らなさを思いっきり思い知らしてくれたことがようやく今分かった。
埼玉大学工学部機会工学科は、1年の後期当たりから地獄が始まる。機械力学・流体力学・熱力学・材料力学・・・に絶対不可能な量の課題を教授から言い渡される。教授も楽しそうに言って来る。鬼である。
そこで学生は、学籍番号で8名ぐらいのグループに分けられてその無理難題に対処させられる。それに4年生が各グループ1名ついて教える。いい教育システムである。また試験も地獄で前期後期に4科目ずつ2週間にわたって試験を課す。1項目90分の試験で4つ受けると1日でへとへとになる。信じられないほどきつい。
それが4年生の卒論になると、1人でやっていけるのかを見られるため、何も言って来なくなる。
研究者として1人前となれるかがかかっている。
何かの成果、こういう実験装置を組み、こういうことを考えて、こういう結果であり、こういう結論ですと言わないと教授は相手にしない。
こういったことを大学4年・大学院2年経験したことで、かなりの問題を如何に説くかという幅広いアプローチの仕方が身につく。
答えのある問題は、解けて当たり前であって、答えの見出せない問題にどう取り組むか、自分で仮説を立てて検証して結論を導くことが出来るようになることが教育方針なのであろう。
川橋先生は、その教育方針のリーダー的存在であった。
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